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舞台

舞台 『バリーターク』

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バリーターク


草彅君の舞台は一度見てみたかった。
今回幸運にもチケットが取れ、サンクスツアーも取れ、
数年分の運を使い果たしたのではないかと思います。

たとえ運を使い果たしたとしても後悔はないくらいの
素晴らしいお芝居でした。

(※ネタバレあります)

公式HPより;

ストーリー
広い部屋。
そこに2人の男がいる。
彼らは目覚まし時計の音で起き、
80’sの音楽を聞きながら、
部屋をかけまわって着替えて食べて踊ってフィットネスをして、
バリータークという村の話を語る。
ふたりはだれか。
どこにいるのか。
そして壁の向こうには何があるのか?



二人の男の会話。
初め、「これは演劇療法なのか?」と思った。
草彅君演じる男1は、エネルギッシュに動き回ってはいるものの
けいれんを起こしたり、壁から声が聞こえたり、
病的で不安定に見え、
(この全身を使った演技が圧巻)
松尾諭さん演じる男2の方は一緒に動き回りながらも
冷静で男1を見守り保護しているように思えた。

話が進むにつれ、断片的な家族の記憶が頭をよぎる男1。
家族は今はいないようで過去の記憶を失っている。
もしかして男1は家族を亡くし、そのことに責任を感じている?
記憶を封印して、この場所に保護されているのかも…
という気がしてきた。

というかこの場所自体が男1の頭の中で、
男2は男1の別人格?とかちょっとありがちな発想も。

そこに男3が登場。死神のようでもあり、
普通の老いた男のようでもある。
彼が2人をここに連れてきたという。
そして2人のうちどちらかが壁の向こうに行かなくてはいけないという。

お前が行けよ、という男1。「お前は俺以上に俺だから」
行って自由になって自然と一体となり、
他の魂と一緒に地球を浮かばせている存在になると語る。
(正確な台詞ではありません。
もっと饒舌で、これらを語る草彅君が素晴らしかった。
この辺から涙が止まらず)

それを聞いて「お前の方が行け」という男2。

歩いていく男1は歓喜につつまれていて、
観ていて、「ああこの人の魂は救われたんだな」と感じた。

ひとり残る男2。そこにひとりの女の子が現れる。

男2は救い手、癒し手としてそこにいるのか、
それとも彼も救いを待っているのか…

そして幕。

拍手が鳴り止まず、スタオベ多数でした。


パンフレットはとても充実していて良かったです。
演出の白井晃さんが、「辺獄(Limbo)」について語られていて、
2人の部屋がその辺獄なのかもしれない、という解釈で
すっかり腑に落ちた感じがします。

といってもいくつもの感じ方ができる舞台です。
終わってから、「あの2人は誘拐されてきた子供たちで…」
と話している方もおられました。


Limboというとこれを思い出す。

平沢進 - RIDE THE BLUE LIMBO





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