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舞台 『プレイヤー』

プレイヤー

8/24、舞台『プレイヤー』@シアターコクーン昼公演
を観てきました。

公式HPより、STORY:

舞台はある地方都市の公共劇場、そのリハーサル室。国民的なスターから地元の大学生まで、様々なキャリアを持つ俳優・スタッフたちが集まり、演劇のリハーサルが行われている。
演目は新作『PLAYER』。幽霊の物語だ。死者の言葉が、生きている人間を通して「再生」されるという、死が生を侵食してくる物語。

<行方不明の女性、天野真(あまのまこと)が遺体で見つかった。死後も意識として存在し続けることに成功した彼女は、友人達の記憶をアクセスポイントとして、友人達の口を借りて発言するようになっていく。事件を追っていた刑事、桜井を前に、天野真を死に導いた環境保護団体代表であり瞑想ワークショップの指導者、時枝は、これは世界を変える第一歩だと臆面もなく語る。死者との共存が、この物質文明を打開するだろうと。カルトとしか思えない時枝の主張に、桜井は次第に飲み込まれてゆく。>

物語は劇中劇と稽古場という二つの人間関係を行き来しながら進んでいく。
死者の言葉を「再生」することと、戯曲に書かれた言葉を「再生」することが重なる。単なる過去の再生ではなく、今を生き始める死者と、戯曲の言葉に引き寄せられ、アドリブで新たな言葉を紡ぎ出す俳優が重なる。
演じることで死者と繋がった俳優達は、戯曲の中の倒錯した死生観に、どこか感覚を狂わされていく。生と死、虚構と現実の境界が曖昧になっていく。時枝の狂った主張は、桜井の選んだ行動は、リハーサル室でどう響くのか。



素晴らしい舞台でした。
非常に複雑な話なので、頭をフル回転させながら観ていた。
スリリングで、どういう結末を迎えるのか、ドキドキが止まらなかった。

劇中劇の内容だと、
生きている人間が突然死者の言葉を話し始めるたびにゾクッ。
しかし、このまことという女性は随分傲慢な人だと思う。
肉体を離れて他者の中で生きようとするなんてね。
捨て駒にされた馬場さんが可哀想だよね。

ちょっと草薙素子を連想したりした。
「ネットの世界は広大だわ」

…と言ってもこれが事実がどうかはわからない。
時枝の催眠による集団ヒステリーかもしれないわけだしね。
皆がそのストーリーに飲み込まれていく過程が怖い。


そして劇中劇を演じていく中でこの脚本の作者が亡くなっていることがわかる。
未完成の脚本が完成する時、そこに作者が桜井の姿を借りて現れる。

プロデューサーの女性はきっと亡くなった脚本家の男性が好きで、
この舞台を作ることで、その人を呼び出そうとした。
究極のラブストーリーかな、ともちらっと思った。
(だってあの満面の笑みですよ?)


俳優さんたちの演技も素晴らしく、
仲村トオル、木場勝己はさすがの存在感。
最後のシーンで、桜井の役を藤原竜也が演じたわけがわかった気がする。

真飛聖はドラマの『相棒』でしか知らなかったけど、
こういう役もできる人なんだなあ。
動きがシャープで見とれました。

後ろの方の席で表情が見づらかったので、
双眼鏡を持って行って良かった。
成海璃子の憑かれたような表情はしっかり見ました。


やっぱり前川知大さんの作品はいいなあ。
『関数ドミノ』『散歩する侵略者』のチケットも
すでにゲットしました。

『散歩する侵略者』は映画化されるようだけど、
多分見ないと思います。
シンプルな舞台の上で、あの非日常が立ち現れる瞬間を
想像力を駆使して観るのがいいんだよねえ。



ロビーに三谷幸喜さんがいらっしゃいました。
テレビとかだといつも笑顔なので、真顔だとびっくりする。
思わずまじまじと見てしまい、失礼致しました。



全く関係ないのですが、
「天野真」って、自分がトリプルアクセルを飛べなかったから、
飛べる女子に嫉妬して無茶苦茶な採点してたあのジャッジと同じじゃないですか!
(読み方は違うけど)
最近もうひとりの拗らせ系のジャッジが話題になっているようで…
早くスケ連が解体すればいいのに。




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