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清家雪子 『月に吠えらんねえ』

つき

つき2



電子書籍で2巻まで読了。
(1巻は無料で読めます)

これ、異様に面白いです!

詩だけではなく色々な資料を読み込み、
湧いてきた自在なイメージを漫画化している。
凄いです。

萩原朔太郎は高校生の頃読んで好きだった。
とにかく天才。
詩の内容にかかわらず、何故か自分の中では
知的で冷徹なイメージだったので、
朔くんにはびっくり。
むしろ白さんの方がイメージに近い。

北原白秋は皆川博子の小説によく引用されていて、
そこからあの絢爛たる詩を知った。

私が一番「詩人」というイメージを抱いていたのは
中原中也だったので、チューヤにもびっくりです。
ミッチーの方が近い。

1冊を咀嚼するのにかなり時間がかかる。
7巻まで出ているので、ちょっとずつ読んでいこう。




以前私が究極の詩だと思ったのは、
西脇順三郎の「天気」。
あまりの衝撃に、しばらく詩を読むのを止めたくらい。


天気

(覆された宝石)のような朝
何人か戸口にて誰かとささやく
それは神の生誕の日

(『Ambarvalia』より)



こうして横書きだとちょっと違和感があるかな。
やはり紙の本の1ページの中程に、
この三行が縦書きで載っているのがいいのです。

言葉自体、字面が美しいんですよね。




宮沢賢治の「札幌市」も好き。
(こっちのバージョンが好きです)


札幌市

 遠くなだれる灰光と
 歪んだ町の広場の砂に
 わたくしはかなしさを
 青い神話にしてまきちらしたけれども
 小鳥らはそれを啄まなかった




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