きょうこ

きょうこ

おせい


『お勢登場』@シアタートラムの2/23昼公演に
行ってきました。

話が錯綜していてかなりの集中力が必要でしたが
スリリングで楽しめました。

江戸川乱歩の短編世界をモチーフとし、8篇の短編小説を、
1本の演劇作品として再構成したとのこと。

その8篇は、
「二銭銅貨」
「ニ癈人」
「D坂の殺人事件」
「お勢登場」
「押絵と旅する男」
「木馬は廻る」
「赤い部屋」
「一人二役」

大きな枠として「押絵と旅する男」があり、
他のストーリーは入れ子構造のようになっていたり、
つながっていたり、重なったり、
過去から現在に向かって語られたり
複雑な展開で、一回見ただけでは咀嚼できない感じ。

「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「二銭銅貨」は
読んだことはあるのに何故か結末を覚えていなかったので
ドキドキしながら観ていました、

(D坂の棒縞の浴衣と格子のトリック?が印象的過ぎて、
その後を覚えていないし。
押絵を思い出そうとすると、京極さんの「匣の中の娘」が
頭に浮かんできてしまう)

家に帰ってからそれぞれの短編のストーリーを確認。

「二銭銅貨」と「D坂の殺人事件」は
かなりそのままの形で描かれていました。
(「一人二役」の男がD坂の犯人になっていた)
役どころとしては明智小五郎の川口覚さん、良かった。

「木馬は廻る」でラッパ吹きの男が突然
The Stylistics の"Can't Give You anything but My Love"を
演奏するのが可笑しかった。
一番の笑いどころでした。
少女(お勢)の意図をほのめかすのは舞台のオリジナル?


The Stylistics - Can't Give You anything but My Love




お勢は押絵の中の少女であり、
退屈をまぎらすためだけに「法律に触れる気遣いのない殺人」を
繰り返す。
(ただ「二廃人」のエピソードの下宿の大家には恨みがあったのかもしれない)

小説の「赤い部屋」のエピソードが
あちこちに散りばめられていたのですが、
「火事場で、我子を求めて半狂乱の様になっていたどこかの細君に、
子供は家の中に寝かせてあるのだ「ソラ泣いている声が聞えるでしょう」
などと暗示を与えて、その細君を猛火の中へ飛込ませ、ついに焼殺」
(舞台では火傷を負わせる)
というエピソードに一番ぞっとしました。
その声もお勢だったという話かと思ったら
それは違ってた(^^;)

黒木華さんは、悪女とか妖艶というイメージではなかったな。
(虫の衣装とか不気味でしたが)
逆に、わりと大人しそうな女の子がサイコパスで
人を罠にかけるとしたら、相当怖いなあと思った。

役者さんたちがみんな上手くてため息が出る。

もう一度観たいなあ。





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Comments 2

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chocoacco  
そそります

こんばんは

乱歩の8編がひとつの舞台でなんて
そそりますね〜!
確かに集中しないとついて行けなそう

「押絵と旅する男」が大好きなんです

大阪公演調べたら
今週末でチケット完売してました(泣)

相撲イベントに行ってきますw

2017/03/01 (Wed) 00:13 | EDIT | REPLY |   
きょうこ  
Re: そそります

chocoacco さま

観終わっても頭の中が???だったので、青空文庫で読めるものは読み、やっと脳内で完結しました。
またぼちぼち読んでみようと思います。

来年(鬼が笑うw)には、中谷美紀&井上芳雄の「黒蜥蜴」の舞台があるようで、そそられています(^^ゞ

相撲イベント、楽しそう(*^-^*)
いつでもいいのでレポお待ちしてま~す!

2017/03/01 (Wed) 10:30 | EDIT | REPLY |   

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