2017_09
21
(Thu)07:55

月村了衛 『機龍警察 狼眼殺手』

ろうがん


(ネタバレです)


電子書籍で購入。

シリーズ第5作。
龍機兵のアクションシーンがない。
なのに読ませる。
読みどころがいっぱいでとにかく面白いです!

日中合同プロジェクトに絡む一大疑獄。
連続殺人。殺人予告の意味。
警察内の敵の存在。

特捜部、捜査一課、捜査二課、組対、公安、
国税、地検が入り乱れての捜査。
政治家の関与。
息詰まるような心理戦になかなか頭がついていかない(^-^;

新しいキャラ「数字の声を聞く」仁礼草介も魅力的だし、
城木がどうなるのか気になって仕方ない。
(財務捜査官といえば、ドラマの雨宮瑠璃子シリーズも結構好きです)
沖津の内面も少し語られ始めたかな。
ユーリの出番がやや少なめ。

今回もライザと緑の話がメインでした。
ライザに救いはあるのか、と思っていたけど、
それが警察官としてのアイデンティティーだったとは!

ここに至って、やっとこのシリーズが警察小説なんだと悟る。
どんどん悪化していく世界情勢の中で、
希望を捨てずに仕事を全うすることの難しさ。
それでもこのシリーズにどこか明るさを感じるのは、
『車窓』の精神が根底にあるからなのかな。



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2017_09
12
(Tue)20:09

藤崎翔 『恋するおしい刑事』

こいするおしい


『おしい刑事』の続編(短編集)。
この作者の本にハズレなし!
今回も面白かったです。

警察内でも有名になってしまったおしい刑事。
恋愛でも上手くいくわけはなく、可哀そうでした…
幸せになってほしい。

どの話もミステリとして工夫が凝らされていて
楽しめました。

この作者が元お笑い芸人ということもあってか、
お笑いライブの場面は生き生きと描かれていました。



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2017_09
12
(Tue)08:41

太田愛 『犯罪者』『幻夏』『天上の葦』

はんざいしゃ


げんか


てんじょうのあし


太田愛さんはドラマ『相棒』の脚本を何本か書いていて、
けっこう面白い回だった印象もあり、
小説も面白いかな、と思って読み始めたら止まりませんでした!

すべて電子書籍で購入。

ちょっと詰め込みすぎかなとか、
説明が多すぎるかなとか不満もなくはないですが、
作者の「伝えたい!」という熱気を感じて、
ぐいぐい読み進んでしまいました。

どれも社会的なテーマを扱っていて重いのですが、
主人公たちのやりとりが楽しくて、緩急がある。
善人と悪人がはっきり分かれすぎている感があり、
警察や公安にはまともな人はいないのか?と思ったり…。

『幻夏』では拓に降りかかった不幸が過酷過ぎて、
かわいそうでかわいそうで泣きました。

シリーズものなので、順番に読む方が楽しめると思います。
次作が待ち遠しい!




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2017_08
22
(Tue)18:58

宇佐美まこと 『入らずの森』

いらず


『愚者の毒』に続いて宇佐美まこと作品。

上手い作家さんだし、面白く読んだんだけど、
まったく怖くないし、展開も意外性がないかな。
いくつかのエピソードがつながっていくところは良かった。

杏奈と祥吾以外の少年少女の描写がもっとあってもいい。

エピソードがあまりにもお約束過ぎてつまらない。

こういう人の負の感情を糧とする存在って、
子どものころ読んだSFにあったよな~
と思って検索したらありました!
『見えない生物バイトン』です。
人には見えないけれど、同じ地球上にいる存在、
というのがすごく印象的でした。




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2017_08
19
(Sat)18:38

早坂吝 『ドローン探偵と世界の終わりの館 』

どろーん

面白かったです。
○○トリックのバカミス。

初めに読者への挑戦状があるということは、
すなわち○○トリックということだったのか…
わかってても騙されたでしょうけど(^^ゞ

 「想像の翼が羽ばたけば無限のトリックが生まれる。

 騙されたくなければ、あなたも飛ぶしかない。」

という心意気や良し!

北欧神話がモチーフになっていますが、
昔子供向けのダイジェストを読んだだけなので、
一度しっかり読んでみたいなあ。




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