ジョー・ネスボ 『その雪と血を』

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評判が良いので読んでみました。詩的な文章、簡潔な描写。上手いな~と思う。でもこれはノワールではない気がする。へそ曲がりな私はややあざとく感じました。にほんブログ村...

『黒百合』 『世界を売った男』 『猫が見ていた』

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多島斗志之『黒百合』 これはすっかり騙されました。ミスディレクシェンや思わせぶりな描写が多くて。ただミステリとしてだけではなく、14歳の少年少女のみずみずしいひと夏の物語としても楽しめました。陳浩基『世界を売った男』面白かったです。やはりこの作者の技巧は凄い。後味もとても良かった。『猫が見ていた』アンソロジーですが、内容が薄い。井上荒野の短編に出てくる女がひたすら不快。「ベーコン」でも思いましたが…...

陳浩基 『13・67』

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これは傑作。素晴らしい。連作ミステリとして、一篇一篇がこれでもかというくらい濃い上に、香港の激動の時代を舞台に、逆年代記(リバース・クロノロジー)の形をとりながら、ひとりの警察官が自分の正義感をいかに貫いたかが描かれ、そしてその原点が最後に明かされ、最初の短編に繫がっていく。感動して泣きました。山田風太郎の『警視庁草紙』を読んだ時のような読後感。個人的には10年に一度レベルの傑作だと思います。Kindle...

『死と砂時計』 『燃える地の果てに』

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鳥飼否宇 『死と砂時計』なかなか凝った短編集でした。この作者は物理トリックが得意かな?ラストはかなり後味が悪い。逢坂剛 『燃える地の果てに』久しぶりに読んだ逢坂剛作品。最初に読んだ叙述トリック作品は逢坂剛の某短編だったような気がする。それとも折原一だったかなあ。(クリスティは除きます)この作品も最後にどんでん返しがあるというので期待して読みました。予想よりさらにもう一段捻りがありましたね~。にほんブ...

深木章子 『消人屋敷の殺人』

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面白かったです。嵐の山荘ものに挑む心意気やよし!視点が代わるので、○○トリックだろうと予想しながら読んだのにまんまと騙される。「嵐のあと」の章に入って、いったい何が起こったのかわからず焦りました。、最初から読んで表に書かないと頭が整理できなかったのは、『匣の中の失楽』以来かも。★ネタバレです犯罪自体は単純なんだけど、現在と過去の出来事を同時間のことのように書いている上に人物の誤認、性別の誤認などもあ...